和泉農園について

和泉農園は、愛媛県松山市(旧北条市)の山間で肥料や農薬を使わない自然栽培で農業をしています。

祖父母が苗木を植え大切に育ててきた伊予柑を軸に野菜や果物を育てネットショップや自然食品店(ナチュラルグリーンズ、fratto)で販売しています。

多様な微生物の生きる豊かな土で、安全で美味しい食材作りを目指しています。

たくさんの実がなった伊予柑の木々

自然栽培とは

肥料や農薬を使わず、土や野菜、果物の本来持つ力を引き出した栽培方法。

有機農法との違い

有機農法では、動物性もしくは植物性の肥料を外部から投入するのに対し、自然栽培では基本的に何も投入しません。

外部から何も投入しないことで土の中の微生物が増え、自然にしかできない絶妙なバランスに近づき、病気なども起こりにくく、農薬を使わなくても健全な野菜や果物が育つと考えられています。

また、肥料を使わない自然栽培では、自然界のバランスで育つことになるので窒素が過剰になることはほとんどなく、えぐみが少なく、野菜や果物本来の味を楽しめます。

 和泉農園の土

土壌には1グラムあたり数億から数兆の微生物が存在するといわれています。

それらの微生物は土壌中の有機物を分解し、分解された産物が植物の栄養となります。

しかし、土壌に肥料や農薬を投入することで、土に存在する微生物のバランスを崩してしまうという研究結果があります。

それを踏まえ和泉農園では土が本来の持っている力を引き出すために、農薬や肥料を一切使用しない畑を5年かけて作りました。

無肥料、無農薬の和泉農園の土

そこで、その畑の微生物多様性活性値*を株式会社DGCテクノロジーに依頼し調査したところ、全国の土壌の平均的な値である50~70万に対し和泉農園の土はその2倍にあたる133万という値が得られました。

和泉農園の土の検査結果(偏差値65.2)

この結果は、肥料や農薬を使わないことによって、土が本来の力を発揮して土壌微生物のバランスが保たれたためではないかと考えています

*土壌微生物多様性活性値:微生物の有機物を分解する力を数値化したものです。
(値の高い土は、連作障害をおこしにくく、病気が発生しにくいことが分かっています。)

詳しくは株式会社DGCテクノロジーHPよりhttp://www.dgc.co.jp/biodiversity.htm

しかし、実際にミカン園地で肥料を使わないことにより、新芽が出なくなり、枯れてしまったという話もあります。(残念なことに、和泉農園でも同様のことがありました。)

その中でも、自然のバランスが保たれた豊かな土で力強く育った樹からは、くだもの本来のうまみがギュッと凝縮された果実が採れます。

和泉農園ではそんな生命力溢れる果物や野菜をお客様にお届けします。

伊予柑の実(アップ)