皆様こんにちは！

今日から不知火（しらぬい）の発送が始まりました。

ご予約頂いた皆様ありがとうございます。

そして、大変お待たせ致しました。

母方の祖父が慣行栽培で20年以上育ててきた不知火（熊本ではデコポンなどの商標で売られています）の樹を2021年の1月より引継ぎ、肥料や農薬を使わない自然栽培で育てています。

不知火には栽培から貯蔵までなかなか苦戦しています、、、

急に肥料を与えなくなったことで樹が弱り、花がたくさんついたり、今まで除草剤をやっていたのでなかなか雑草が生えてくれなかったり、剪定のやり方を工夫したりできる範囲で樹が自然に馴染んでくれるお手伝いをしているところです。

また、不知火は収穫後一定期間保存することで、酸味を和らげマイルドにして出荷します。その過程で果実の表面にコハン症という症状が出やすく、貯蔵にも苦戦しています。これはどうやら果実に加わる物理的な衝撃や温度や湿度などの環境変化により、果皮の表面にある香り成分の入ったつぶつぶ（油胞）が潰れることによって発生するようです。

見た目がとても悪くなってしまうのですが、果皮の表面が変色しているだけで果肉の味には影響ないためB品としてやや価格を下げて販売させて頂いています。

また、いくつか味見をしていますと個体差も多く、酸がしっかりと抜け甘いものやまだ少し酸っぱいものもあります。少し酸っぱいなと感じる方は、箱から出して風通しの良い容器（ザルやかご）に移し、直射日光を避け、保存ください。穴あきポリ袋などに入れ冷蔵庫に入れておくと長期保存もできておすすめです！

美味しい不知火をお届けできるかドキドキしながら梱包作業を進めております。